9月6日
「日本劣化論」とか、小熊英二氏の
「社会を変えるには」とかを読んでいます。
今のように人間的にも、どうにも
お粗末な方々が日本の中枢を好き勝手に
しているのは何故か、という疑問に対する
明瞭な答えが欲しいからなのですが、
これらの本を読みつつ、なんとなく
日本の現状の輪郭が見えてきた気がします。
安倍政権のような現状の劣化をごまかし、
自画自賛を繰り返す人々が支持される理由は
日本の凋落を、本当は誰もが実感している
にもかかわらず、それを認めたくない、という
集団心理が働いて、見栄を張るリーダーを
無意識的に支持している、ということなの
だろう、ということです。
そう思わなければ、今のこの酷い現状を
理解するのは不可能なほど、
日本という国の社会の中枢を担う人々の劣化は目を覆う有り様です。
(先日の安倍政権への忠誠度を高める以外の意味の見いだせない、空虚な内閣改造において、
大臣内定が決まった電話を受ける議員の子供のような喜びようは正視に耐えない光景で、ひどく嫌なものを見てしまったと思いました。)